GOTS認定書は高品質の証
これから飲食店やホテル、旅館などをオープンしようという方も大勢いることでしょう。
集客用インテリアも1から揃えないといけませんが、どんな施設でも
必ずと言って良いほどの設置数があるものがあります。
それはのれんであり、古くは戦国時代から用いられていたのは言うまでもありません。
現在はネット通販サービスでも簡単に購入ができますが、せっかく買うのであれば
高品質なものに厳選をしたいところです。
どこを確認したらいいのかわからないというときは、GOTS認定書というものを探す事です。
まずこの証が一体何を指しているのかというと、
豊彩色インクジェットプリントのれんを実施した品である取得基準になります。
1990年代後半から登場しており、今では多くのメーカーでも
取り扱いをするようになりました。一般的な品はポリエステル生地で
水性顔料を使ってプリントをしてるので、雨風に弱いというデメリットがあります。
その場合、屋外などで使用をするのはNGなので、買うのは控える方がいいわけです。
豊彩色インクジェットプリントのれんは必ず防水加工・油性顔料を持ちているので、
長期間いい状態を保ちながら屋外で使うこともできます。
消費者への信頼の証になる
GOTS認定書が登場したのは1990年代後半ですが、
どうしてこのような認定証を生み出すに至ったのでしょうか。
それは多くの消費者が購入するアイテムになったことに由来をしており、
それだけ色んなメーカーでも生産をするようになりました。
さらには国内だけでなく東南アジアや中国などでも、
たくさんの工場を稼働させて大量生産に踏み切りました。
自然と粗悪品が出回るようになり、購入した方のなかには
希望していたものとは違いという残念な結果もでたわけです。
そこで消費者庁では新しく、のれん販売に対して
GOTS認定書というものを作ったというわけでした。
必ず豊彩色インクジェットプリントのれんになっていることが
最低条件であり、それ以外の商品には資格を与えていないということです。
取得基準は計200項目にまで分けられるので、必然的に
伝統工芸品に限定をされていきました。
なお現在でものれんは新潟県・富山県の工芸品になっており、
それらの地域で作られているものにはGOTS認定書が与えられています。
安心していいものを買うためには、ネット通販でも
しっかりと証書を確認してから、注文をするようにするのが賢明といえます。